平成二十六年九月十三日から十五日にかけて、葛城修験二十八宿巡峰修行を執行した。
本宗では平成二十四年から、実に三十三年ぶりとなる葛城修験入峰修行を執行し、本年は神福山(第十九経塚)から亀の瀬(第二十八経塚)までの二泊三日を第三行程として修行した。
また、吉祥草寺にて長吏猊下採灯師のもと、満行記念採灯大護摩供を奉修した。
本年も、犬鳴山七寶龍寺から膾谷師始め六名の修験者が参加し、本宗からは教師二十二名が修行した。
本宗の参加者は下記の通りである。 (太字は満行者)
修験検校代理 |
正先達 |
座間 光覚 |
岐 阜 |
四回 |
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正大先達 |
福家 俊彦 |
滋 賀 |
三回 |
正先達 |
吉開 賢淳 |
福岡一 |
三回 |
正先達 |
伊矢野慈峰 |
東 京 |
三回 |
正先達 |
墨ア 照明 |
岐 阜 |
三回 |
正先達 |
久世 圓寿 |
岐 阜 |
三回 |
正先達 |
柳田 暹昭 |
滋 賀 |
三回 |
正先達 |
小林 慶吾 |
滋 賀 |
三回 |
正先達 |
小林 慶明 |
滋 賀 |
二回 |
三僧祇 |
村上 秀雅 |
福島一 |
三回 |
三僧祇 |
飯塚 展祥 |
滋 賀 |
三回 |
三僧祇 |
加藤 明信 |
愛知一 |
三回 |
二僧祇 |
村松 幸忍 |
愛知一 |
三回 |
二僧祇 |
小澤 恒正 |
群 馬 |
三回 |
二僧祇 |
石田 成真 |
滋 賀 |
三回 |
二僧祇 |
中村 虚空 |
滋 賀 |
三回 |
二僧祇 |
山口 峰隆 |
東 京 |
三回 |
二僧祇 |
大西 榮照 |
香 川 |
三回 |
二僧祇 |
坂本 人雄 |
香 川 |
二回 |
二僧祇 |
井口 梵森 |
東 京 |
二回 |
二僧祇 |
福家 俊孝 |
滋 賀 |
初 |
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浅村 朋伸 |
滋 賀 |
三回 |
平成二十六年九月十二日(金) 晴れ
翌日の出発に備え、修行者は夕刻に宗務本所へ集合。 座間光覚検校代理から入峰の心得・注意事項などの説明あり。
九月十三日(土) 晴れ
午前五時起床。 出発準備をし、午前六時に三井寺山内諸堂巡拝、午前七時三井寺出発。
午前九時紀見峠到着、出発。
正午、神福山(第十九経塚)
午後三時半、伏見峠石寺跡(第二十経塚)遥拝
午後四時分、金剛山湧出岳(第二十一経塚)
午後五時半、岩屋文殊経塚(第二十一経塚)
午後六時、宿泊先(金剛山香楠荘)到着。
九月十四日(日) 晴れ
午前四時起床。 午前五時出発。
午前七時、水越峠大田和地蔵(第二十二経塚)遥拝
午前十時、大和葛城山頂(第二十三経塚)遥拝
午後二時半、平石峠(第二十四経塚)
午後三時半、神下山高貴寺( 第二十五経塚)
午後四時、磯長山叡福寺参拝
午後五時、宿泊先(ビジネスホテルふたかみ)到着。
九月十五日(月) 晴れ
午前四時起床、午前五時出発。
午前七時、二上岩屋窟(第二十六経塚)
午前七時半、雌岳頂上。
午前八時半、雄岳(第二十六経塚)葛木坐二上神社。
午前九時、葛木倭文坐天羽雷命神社
午前九時半、逢坂の経塚(第二十七経塚)三岡氏邸。 法楽後御茶の接待を受ける。
午前十時半、亀の瀬(第二十八経塚)
正午、茅原山吉祥草寺到着。
午後一時、長吏猊下採灯師による採灯大護摩供奉修。
午後三時半、一言主神社
午後三時四十五分、倶尸羅の経塚(第二十三経塚)
午後四時、猿目の経塚(第二十三経塚)
午後五時半、三井寺到着。 諸堂巡拝。
以 上
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