平成二十五年十月十八日から二十日にかけて、葛城修験二十八宿巡峰修行を執行した。
本宗では昨年、実に三十三年ぶりとなる葛城修験入峰修行を執行し、本年は犬鳴山七寶瀧寺(第八経塚)から岩瀬経塚山(第十八経塚)までの二泊三日を第二行程として修行した。
本年も、犬鳴山七寶瀧寺から膾谷師始め六名の修験者が参加し、本宗からは教師二十六名が修行した。
本宗の参加者は下記の通りである。
修験検校代理 |
正先達 |
座間 光覚 |
岐 阜 |
三回 |
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正大先達 |
福家 俊彦 |
滋 賀 |
二回 |
正先達 |
墨ア 照明 |
岐 阜 |
二回 |
正先達 |
久世 圓寿 |
岐 阜 |
二回 |
正先達 |
吉開 賢淳 |
福岡一 |
二回 |
正先達 |
小林 慶吾 |
滋 賀 |
二回 |
正先達 |
柳田 暹昭 |
滋 賀 |
二回 |
正先達 |
中原 賢明 |
福岡二 |
二回 |
正先達 |
伊矢野慈峰 |
東 京 |
二回 |
三僧祇 |
加藤 明信 |
愛知一 |
二回 |
三僧祇 |
飯塚 展祥 |
滋 賀 |
二回 |
三僧祇 |
辻村 勝道 |
香 川 |
二回 |
三僧祇 |
村上 秀雅 |
福島一 |
二回 |
三僧祇 |
藤本 俊明 |
宮 城 |
初 |
二僧祇 |
久高 悠照 |
東 京 |
二回 |
二僧祇 |
村松 幸忍 |
愛知一 |
二回 |
二僧祇 |
石田 成真 |
滋 賀 |
二回 |
二僧祇 |
小澤 恒正 |
群 馬 |
二回 |
二僧祇 |
中村 虚空 |
滋 賀 |
二回 |
二僧祇 |
山口 峰隆 |
東 京 |
二回 |
二僧祇 |
西坊 信祐 |
滋 賀 |
二回 |
二僧祇 |
井口 梵森 |
東 京 |
初 |
一僧祇 |
大西 榮照 |
香 川 |
二回 |
一僧祇 |
坂本 人雄 |
香 川 |
初 |
一僧祇 |
松永 宏明 |
福島一 |
初 |
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浅村 朋伸 |
滋 賀 |
二回 |
平成二十五年十月十七日(木) 晴れ
翌日の出発に備え、修行者は夕刻に宗務本所へ集合。 座間光覚検校代理から入峰の心得・注意事項などの説明あり。
十月十八日(金) 晴れ
午前五時半起床。 出発準備をし、午前六時半に三井寺山内諸堂巡拝、午前七時三井寺出発。
午前九時半、犬鳴山七寶瀧寺(第八経塚)到着。 本堂にて勤行。
午前十一時、七寶瀧寺において、福家英明管長猊下御臨席のもと、犬鳴派管長東條仁哲猊下採燈師による採燈大護摩供を厳修。
正午、七寶瀧寺を出発。 しばらく山中を歩く。
午後二時半、和泉葛城山(第九経塚)
午後四時十分、牛瀧山大威徳寺(第十経塚)到着。 御住職により本堂を開けて頂き、本堂内で勤行。
午後六時、宿泊先(瀧畑ふるさと文化財の森センター)到着。
十月十九日(土) 曇り
午前四時起床。 午前五時出発。
午前六時、経塚山七輿寺跡(第十一経塚)
午前六時半、七越峠。
午前八時、神野・正楽寺本堂到着。 阿弥陀寺内で勤行。 集落の皆さんよりお持てなしを受ける。
午前九時出発。
午前十時二十分、護摩の多輪(第十二経塚)
午前十一時半、鎌の多輪(第十三経塚)
午前十一時四十五分、堀越観音到着。 このあたりより、小雨が続く。 勤行後、御住職よりお持てなしを受ける。 昼食後出発。
午後一時、文蔵の滝。 滝行をされている地元の方と出会う。
午後三時、光滝駐車場。 滝までおよそ三十分歩く。 道がないため、水辺を進む。
午後四時十分、光瀧寺(第十四経塚)
午後四時四十五分、宿泊先到着。 隣接する資料館にて智証大師座像を特別に拝観させて頂く。
十一月二十日(日) 雨
午前四時起床、午前五時出発。
午前六時、岩湧寺(第十五経塚)内陣にて勤行。
午前八時、流谷金剛童子(第十六経塚)到着。
午前九時十五分、天見不動(第十七経塚)到着。
午前十一時、岩瀬経塚山(第十八経塚)到着。
正午、観心寺到着。 諸堂参拝。 特別に行者堂を開けていただく。
三十年前の碑伝が今も残る。
午後四時、三井寺到着。 諸堂巡拝。
以 上
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