八月三日より九日までの一週間、宗務本所において教師講習会が開講された。 講習会では十一名の受講者が寺門宗教師として修得しておかなければならない法華懺法、例時作法、修験作法、 声明(伽陀・回向)等に真剣に取り組んでいた。
本年は三名の初受講者があり、例年、年齢も地方も異なる教師同士の交流がこの教師講習会を通じて始まり、親睦を深める良い機会となっている。
講習生は毎月五日に総本山園城寺金堂で奉修される弥勒講に出仕し、福家英明園城寺長吏を御導師に一山住職と共に法要を行った。 翌六日には観音堂において原爆犠牲者追善法要並びに世界平和祈願法要にも随喜した。
また、屋外で行われた修験作法においては、猛暑の中、法弓作法などの諸作法指導が行われ、講師からの説明に対し熱心に耳を傾けていた。
各受講生とも地方では経験することのない本山行事を一山住職とともに行うことで、より一層身の引き締まる講習会となった。
教師講習会受講者 |
回数 |
職級 |
氏名 |
所属支所 |
六 |
権大律師 |
塩田 明真 |
宮 城 |
三・五 |
律 師 |
吉田 尚道 |
山 形 |
三 |
権少僧都 |
三島 宗覚 |
広 島 |
三 |
律 師 |
坂本 人雄 |
香 川 |
三 |
権律師 |
長尾 恵然 |
新 潟 |
二 |
権大僧都 |
福家 俊孝 |
滋 賀 |
二 |
権大律師 |
陰山 尊知 |
宮 城 |
一 |
権律師 |
毛利 明経 |
岡山※ |
初 |
準教師 |
長岡 妙幸 |
福岡一 |
初 |
準教師 |
田代 智永 |
宮 城 |
初 |
準教師 |
野崎 悠妙 |
東京※ |
※半期のみ受講
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