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活動報告

宗報 第254号
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本山たより 第四十一回 教師講習会開講 宗報 第254号
日時:平成18年8月3日〜9日  

本宗恒例の教師講習会が、八月三日より九日まで一週間にわたって開講された。

講習会では二十三名の受講者と四名の聴講生が寺門宗教師として修得しておかなければならない法華懺法、例時作法、修験作法、声明(伽陀・回向)等に真剣に取り組んでいた。

本年は八名の初受講者があり、この教師講習会を通じて宗内教師との交流も始まり、親睦を深める良い機会となったようだ。

また講習生は毎月五日に総本山園城寺金堂で奉修される弥勒講に出仕し、長吏猊下を御導師に一山住職と共に法要を行った。
翌六日には観音堂において原爆犠牲者追善法要並びに世界平和祈願法要にも随喜した。

さらに、現在修復工事の進んでいる総本山園城寺金堂(国宝)の工事現場を梅村敏明師説明のもと見学する機会に恵まれ、普段近くで見ることのできない金堂屋根部分を目近で見ることができたなど、講義以外においても得るものの多い講習会であった。

教師講習会
受講者





















回数 職級 師名 所属支所
律師 村松 幸忍 愛知一
律師 辻村 勝道 香川
権律師 横井 忠幹 愛知一
権律師 石田 成真 滋賀
律師 藤原 妙京 群馬
律師 安部 覚清 岡山
権律師 小澤 恒正 群馬
権律師 丹野 英幸 宮城
権律師 大森 秀圓 宮城
準教師 川合 弘明 滋賀
準教師 近藤 妙心 滋賀
準教師 上原 明澄 群馬
権律師 藤本 由紀 宮城
権律師 藤本 裕妙 宮城
権律師 久保 弘栄 福岡三
権律師 座間 洋光 岐阜
準教師 高橋 幸園 香川
権律師 武田 俊海 岐阜
権律師 酒井 正恵 愛知一
権律師 冨士川 宥樹 山形
権律師 伊達 智英 宮城
準教師 畑井 宣明 滋賀
準教師 毛利 正俊 岡山


律師 白井 浩月 滋賀
権律師 恒松 明信 滋賀
権律師 村田 蓮光 滋賀
権律師 西坊 信祐 滋賀

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仏青たより 第十三回 天台寺門仏教青年会総会開催 宗報 第254号
日時:平成18年9月9日  

天台寺門仏教青年会の総会が、去る九月九日、東京・栄和正真教会(大福生寺・白戸秀憲住職)において開催された。

本年で第十三回目を迎える総会には、来賓の宗議会議長・村上法照師、中村謙亮会長はじめ全国各地より会員、賛助会員二十二名が集った。

ことに、本年は、役員改選の年に当たり、二期四年にわたって会長を務められた中村謙亮師の勇退に伴い、新会長に高山正啓師(愛媛県・明星院)が満場一致で選出された。

また、副会長、幹事、監査にも新しい役員が、下記の通り就任した。
議事では、平成十七年度事業報告並びに決算報告、平成十八年度予算案並びに事業計画案が審議され、すべて原案通り異議なく議決された。

事業計画では、恒例となった智証大師御正忌会に際する仏青法要、声明研修会、子弟登山会の開催のほかに、新たに従来から要望のあった会報に代わる仏青ホームページの制作が議決された。

これは天台寺門宗のホームページとリンクするもので、コンテンツの企画や原稿の募集もおこなわれた。
翌十日は、泉岳寺、靖国神社、浅草寺を参拝した後、散会した。

役員名簿
平成十八年
九月九日改選
会長 高山 正啓
  副会長 河瀬 聖純
副会長 高橋 信明
副会長 明石 清澄
  事務局長 福家 俊彦
  庶務 柳田 暹昭
庶務 加藤 明信
  会計 秋田 幸輝
  会計 小林 慶吾
  幹事 清水 光文
幹事 吉田 恵宝
  幹事 大井 幸明
幹事 羽田 守快
  幹事 横井 隆明
幹事 武田 俊憲
  幹事 滋野 敬宣
  幹事 吉川 信宏
  幹事 多賀 克明
  幹事 石橋 弘勝
  会計監査 墨崎 照明
会計監査 久世 円寿
※○印は新任



会長就任挨拶
高山正啓

この度、天台寺門仏教青年会の会長を拝命いたしました愛媛・明星院の高山正啓でございます。

本会は、発足以来十三年目を迎え、本宗の未来を担う青年僧が一同に集う会として、これまで様々な事業や活動を行ってまいりました。

ことに、管長猊下はじめ宗門の皆様方からも本会に温かいご理解とご支援を頂いているところでございます。

さて、本宗では、来る二〇一四年に宗祖智証大師ご生誕一千二百年慶讃大法会を執行されますが、本会も、会員相互が心をひとつに大法会の円成に向けて一致協力していかねばなりません。

また、本会の独自の活動として従来から行っております声明などの各種研修会、毎年の夏休みを利用して宗内の子弟たちが参加する本山登山会につきましても、本宗の未来を見据えて、なおいっそう充実させたいものです。

私自身は、はなはだ微力ではございますが、本会の発展に少しでもお役に立てますよう全力を傾ける所存でございます。

何卒、皆様のいっそうのご支援、ご協力を切にお願い申し上げる次第でございます。

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本山たより 第十一回 子弟本山登山会開催 宗報 第254号
日時:平成18年8月5日、6日  

仏青主催による第十一回子弟本山登山会が、去る八月五日、六日の両日に開催された。

五日午前十時三十分、元気いっぱいの子供たち七名と父兄が開講式に集まった。

その後、現在、文化財保存修理が行われている国宝・金堂の屋根葺き替えの修理現場を見学した。

子供たちは、普段では登ることの出来ない金堂の屋根に登り、桧皮葺職人の説明を受けながら、興味深く見学していた。
午後からは、一時間の座禅の後、般若心経の読誦と写経を行った。

また、今年はじめて智証大師の伝記の紙芝居を行ったところ、レトロな紙芝居が珍しかったのか全員熱心に鑑賞した。
翌六日は、午前六時に起床、観音堂で行われる広島・長崎原爆犠牲者慰霊並びに世界平和祈願法要に参列した。

法要の後、甲賀市の信楽焼の窯元を訪れ、信楽焼を体験した。
子供たちは、名人がロクロを手際よくあやつる様子に歓声をあげ、はじめての陶芸体験に真剣な目つきで取り組んだ。
自作の作品は、後日、期待して待つ子供たちのもとに郵送された。

第十一回仏青子弟本山登山会参加者

滋野敬祐(11歳) 名和将太郎(11歳)
岩佐明紀(7歳) 福家由布季(10歳)
福家亜季子(8歳) 井上佳子(12歳)
井上知子(9歳)  

子弟本山登山会のお勧め

仏青による子弟登山会は、本宗の子弟たちに、本山を知ってもらい、また子供たち相互の交流、親睦を計ることを目的に開催され、併せて実際の法要や宗教行事に親しむ場となっています。

対象は、五歳以上の子弟の方(但し五歳から小学生は父兄同伴)で、要望により得度授戒式もあわせて行うことができます(得度授戒費別途)。

仏青では、来年もいっそう内容を充実させていく所存ですので、一人でも多くの参加をお待ちしています。

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地方たより 東海寺門会総持寺
裏唐破風山門並びに常設
本四国お砂踏霊場 開設大法要
宗報 第254号
日時:平成18年6月10日  

去る平成十八年六月十日、午前十時半より、愛知県知立市総持寺(中村謙亮住職)において、総欅造りの唐破風門と本四国お砂踏霊場の常設会場の落慶法要が執り行われた。

梅雨の晴れに映える金茶の素絹に紺地の五条の式衆二十五名が中村謙亮住職の開門作法の後、行道にて山門に入り、五色帯、鯨幕のめぐらした参道と名古屋名鉄百貨店社長より贈られた奉献酒を始め、多数のお供物や、東海寺門会、豊田光善講よりお供えの篭盛生花の間を通って、新設の本四国お砂踏霊場開設の記念法要を経て、本堂内において大僧正中村謙秀大導師による報告記念大法要が厳修された。

終了後に棟梁伊藤博氏に感謝状と記念品の贈呈があり、百万、参百万、五百万の大口寄進者に心からの謝辞をのべ、来賓者一同が講堂において祝宴のひとときを楽しみつつ、談笑の内に、意義深き法悦の時を過ごした。


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