前宗会議員副議長高橋宗圓権僧正遷化
(大重院十八世岳松院権僧正真覚大和尚)
高橋宗圓師は数年来病篤い中にも、教区内子弟の教育に当たられておりましたが、一月二十九日ご家族の手厚い看護もむなしく遷化されました(享年八十五歳)。
故高橋宗圓師は昭和四十七年群馬県大重院住職に就任、昭和五十九年宗議会副議長、昭和六十二年群馬県宗務副支所長、同六十三年宗務支所長、平成八年役行者一三〇〇年・天台大師一四〇〇年御遠忌実行委員の拝命を受け、長きにわたり宗門発展のためご尽力されました。
告別式は、二月一日大重院において、総本山園城寺より故人と長く親交を結ばれました福家英明大僧正猊下を大導師にお迎えし、園城寺一山妙厳院権大僧都梅村敏明師、神力院住職権僧正藤原晃長師以下群馬教区内六名の教師のほか、他宗より三名の列席を得て厳かに執り行われました。
博学にして温厚、栄達を求めぬ宗圓師でありましたが、学問を究める姿勢は一途であり、真摯でありました。 幾度となく時の移るのを忘れてご高説を拝聴いたしました。 師の逝去により一つの時代が去った事を惜しむものであります。
うめの婦人賢なれば、良く遺弟道明師と共に法灯の隆盛を見るものと思われます。 惜別の情抑えがたくはありますが、ここに慎んで哀悼の誠を捧げ、師の西方十万億土に菩提を得ることを確信するものであります。
合掌
次 第 |
差 定 |
先 |
総礼 |
大導師 |
大僧正 福家英明猊下 |
次 |
導師床堅 |
副導師 |
金権僧正 藤原晃長 |
次 |
三條錫杖 |
副導師 |
少僧都 知高真憲 |
次 |
心経一巻大導師礼供 |
権大僧都 |
梅村敏明 |
次 |
啓白大導師 |
経頭鉢大律師 |
藤原大壽 |
次 |
安楽行品 |
鐃権大律師 |
宮崎英雄 |
次 |
十方念仏入鉢 |
律師 |
上野浄和 |
次 |
入鉢七五三 |
律師 |
藤原妙京 |
次 |
後唄 |
権律師 |
小澤恒正 |
次 |
三禮 |
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次 |
七仏通戒偈 |
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次 |
入鉢七五三 |
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席移動 |
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次 |
奠湯 奠茶 |
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次 |
阿字門回向大導師松明 |
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次 |
弔辞 弔電 |
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次 |
焼香 如来寿量品 舎利礼文 |
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次 |
喪主挨拶 |
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以上 |
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