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自衛隊のイラクより即時撤退を求める声明文

アメリカ合衆国の攻撃に端を発した今回のイラク戦争は、アメリカ合衆国が終結宣言をしたにもかかわらず、今尚イラク国内において反米感情を募らせる組織などによるテロが頻発し、多数の尊い人命が失われています。

イラク復興のための人道支援と銘打った自衛隊の派遣により、今後更に多くの人名が奪われる可能性があることを日本政府は軽視し、国内外の戦争反対の声に傾聴することなく、自衛隊派遣を実行に移しました。

言うまでもなく我が国の憲法第九条には、国際紛争解決のための武力の行使を永久に放棄すると定められています。日本政府が武力の行使ではなく、人道支援のための派遣であると強調しても、実際に日々戦闘が行われているイラクに派遣するということは、それは憲法に抵触する行為であると言わざるを得ません。

また、日本政府の国連よりも日米同盟を重視した今回の自衛隊派遣は、国連主体による平和維持活動を提唱する世界各国の立場にも相反するものであります。真の同盟国であるならば、人間同士が殺傷し合うという悲しい行為を即刻中止するよう提起すべきです。今のアメリカ合衆国にはもはや戦争の大義さえありません。

ここに我々天台寺門宗は、この戦争による犠牲者をこれ以上出さないためにも、現在日本政府が行っているイラクへの自衛隊派遣に強く反対し、自衛隊の即時撤退を求めるものであります。

平成十六年三月六日



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