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活動報告

宗報 第270号
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第四十五回教師講習会開講 宗報 第270号
日時:平成22年8月3日〜9日  

 八月三日より九日までの一週間、宗務本所において教師講習会が開講された。
講習会では九名の受講者と一名の聴講生が寺門宗教師として修得しておかなければならない法華懺法、例時作法、修験作法、声明(伽陀・回向)等に真剣に取り組んでいた。


本年は四名の初受講者があり、例年、年齢も地方も異なる教師同士の交流がこの教師講習会を通じて始まり、親睦を深める良い機会となっている。


講習生は毎月五日に総本山園城寺金堂で奉修される弥勒講に出仕し、福家英明園城寺長臈を御導師に一山住職と共に法要を行った。
翌六日には観音堂において原爆犠牲者追善法要並びに世界平和祈願法要にも随喜した。


 また、屋外で行われた修験作法においては、猛暑の中、法弓作法などの諸作法指導が行われ、講師からの説明に対し熱心に耳を傾けていた。


各受講生とも地方では経験することのない本山行事を一山住職とともに行うことで、より一層身の引き締まる講習会となった。

教師講習会受講者
回数  職 級  氏 名  所属支所 
九  権大律師  村松 幸忍  愛知一 
八  権大律師  石田 成真  滋 賀 
四  権律師  廣瀬 祥旭  山 梨 
四  権律師  冨士川宥樹  山 形 
三  少僧都  川端 哲済  香 川 
初  律 師  村田 蓮光  滋 賀 
初  権律師  塩田 明真  香 川 
初   未教師  半澤 崇寛  宮 城 
初  未教師  廣瀬 海守  山 梨 
聴講生
  権大律師 北村 千紫 滋賀


法螺講習会開催 宗報 第270号
日時:平成22年8月4日  

  八月四日、宗務本所において法螺講習会が開講された。


開講に当り長吏猊下がご挨拶をされ、「いずれは立螺師として後進に指導ができる環境を整えたい」とのお言葉があった。

 今回の法螺講習会の講師として天台寺門宗九州別院本行院住職、藤野賢隆師と福楽寺住職石橋弘勝師をお迎えし、二つのグループに分かれて指導を頂いた。

参加者は、両講師の法螺の音色に少しでも近づけるように、非常に熱のこもった指導を受け、熱心に練習を繰り返していた。



仏青だより 第十七回 天台寺門仏教 青年会総会開催 宗報 第270号
日時:平成22年9月11日  


九月十一日、埼玉県県さいたま市行弘寺(川合弘曜住職)において第十七回天台寺門仏青総会が開催され、来賓には園城寺長吏福家英明猊下、金倉寺住職・村上法照師をお迎えし、全国各地より二十一名の会員、賛助会員が集った。


当日は長吏猊下による特別戒壇が設置され、行弘寺において四名が得度、授戒を受けた。


会議では、事務局長福家俊彦師のもと、平成二十一年度事業報告並びに決算報告、平成二十二年度予算案、事業計画案などが議案として提出され、すべてが議決された。


事業計画としては、智証大師御正忌会での仏青会員による法要、声明研修会、子弟登山会の開催等に加え、昨年から引き続き、葛城山二十八宿修行復興に向け、仏青会員が中心となって、ルート確認などを行うといった内容であった。


翌十二日の研修旅行では東京藝術大学内のフェノロサ碑、岡倉天心像と国立博物館内町田久成碑を見学し、その後寛永寺・津梁院へ移動し町田久成の墓参、さらに柴又帝釈天、湯島聖堂等を見学し午後五時に散会した。


また、役員の任期満了に伴い改選が行われ、新たに新会長に久世円寿師、副会長に板澤永雄師、石橋弘勝師、武田俊憲師が選出された。

会  長 久世 円寿 (岐  阜)
副 会 長 板澤 永雄 (本  直)
副 会 長 石橋 弘勝 (福岡第三)
副 会 長   武田 俊憲 (岐  阜)
事務局長   滋野 敬宣 (滋  賀)
庶  務 柳田 暹昭 (滋  賀)
庶  務 加藤 明信 (愛知第一)
会  計  秋田 幸輝 (愛知第二)
会  計 小林 慶吾 (滋  賀)
幹  事 遠藤 祐覚 (山  形)
  大井 幸明 (埼  玉)
  白戸 秀憲 (東  京)
  加藤 明覚 (岐  阜)
  横井 隆明 (愛知第一)
  安部 覚清 (岡  山)
  梅林 裕稔 (福岡第二)
  村上 秀雅 (福島第一)
  知高 真成 (群  馬)
  村上 哲済 (香  川)
会計監査 岡村 瑞應 (滋  賀)
会計監査 勝又 周道 (新  潟)

平成二十二年八月改選
*太字は新任

会長就任挨拶 久世 円寿

  この度、天台寺門宗仏教青年会の会長を拝命いたしました、岐阜弥勒寺の久世円寿でございます。

本宗の将来を担う青年僧が一同に集う会として発足した本会は、今年で十七年目を迎えました。
ひとえに宗門の皆様の温かいご理解、ご支援の賜物であります。

本宗では平成二十六年に宗祖智証大師生誕一千二百年慶讃大法会が執行されます。
この法縁に際し会員相互の力を一つにして取り組むことが、大法会の円成につながるものと思います。

また、宗門の将来を担う子弟の育成等に向けて活動のより一層の充実を図りたいと考えております。

もとより非才ではございますが、本会の発展のため全力を傾ける所存でございます。
皆様のいっそうのご支援、ご協力をお願いいたします。



第十四回  子弟本山登山会開催 宗報 第270号
日時:平成22年8月5日  

 仏青主催による第十四回子弟本山登山会が、去る八月五日、六日の両日に開催された。


 五日唐院に集合した五名の子供たちと父兄は、午前十一時の開会式後本山諸堂巡拝を行った。


 午後からは一時間の座禅を行い、その後般若心経の読誦と写仏を行った。
夜には皆で花火を行い一日目が終了した。


 翌六日は、朝六時に起床し観音堂で行われる原爆犠牲者慰霊並・世界平和祈願法要に参列し、世界平和の願いを込めて風船をあげていた。


 九時三十分に閉会式を行った後、一行は京都へ移動し、太秦映画村を見学。
午後四時に京都駅にて解散となった。

第十四回子弟本山登山会参加者)
  勝又 大輝 (十二歳)
  勝又 拓海  (八歳)
  勝又 望   (六歳)
  大井 幸   (八歳)
  大井 悠暉  (三歳)

子弟本山登山会のお勧め
 仏青による子弟本山登山会は、本宗の子弟に本山を知っていただき、その上で相互の交流、親睦を図ることを目的に開催され、併せて実際の法要や宗教行事に慣れ親しむ場となっています。

 また十歳以上の子弟の方については、得度授戒をあわせて受けていただくこともできます。
(得度授戒費別途)
 一人でも多くのご参加をお待ちしております。



仏青だより 大津市歴史博物館開館二〇周年記念
大津・国宝への旅 開催
宗報 第270号
日時:平成22年10月9日〜11月23日  

 今秋、三井寺のお隣にある大津市歴史博物館では、開館二十周年を迎え、記念企画展「大津・国宝への旅」が開催されます。


 美しい琵琶湖の風光に恵まれた大津の地は、古代より天智天皇によって大津京が営まれるなど長い歴史と文化を有し、世界文化遺産・比叡山延暦寺をはじめ西教寺、石山寺、三井寺など全国屈指の名刹を擁し、京都、奈良と並ぶ仏教文化の中心地として貴重な文化遺産を今日に伝えてきました。
この展覧会では、大津市ならではの国宝三十五点、重要文化財五十五点をはじめ大津ゆかりの名宝一五〇点余が一堂に展示されます。


 三井寺からは、わが国の秘仏中の秘仏、日本三不動の一つ、国宝・金色不動明王画像(黄不動尊)、肖像彫刻の白眉と称される当山開祖・智証大師円珍の遺骨を納めた国宝・智証大師像(御骨大師)など県内初公開の文化財をはじめ国宝十二点、重要文化財八点などが出陳されます。
いずれも日頃は寺内においても拝観できない秘仏、秘宝ばかりです。


 古都・大津の歴史と文化の真髄に迫る画期的な展覧会ですので、このまたとない機会を逃すことなく博物館を訪れられてはいかがでしょう。



会期・会場
会 期: 平成22年10月9日(土) 〜11月23日(火・祝)
会 場: 大津市歴史博物館
(大津市御陵町2-2  TEL:077-521-2100)
観覧料: 一般1000円  高大生500円 小中生無料

三井寺から出陳される秘仏と展示期間
日本三不動として高名な不動像
国宝・金色不動明王画像(黄不動尊)
 10月9日〜10月31日
大師の遺骨を胎内納めた霊像  
国宝・智証大師坐像(御骨大師像)
  11月2日〜11月23日
唐院大師堂の中尊にまつられる秘仏  
国宝・智証大師坐像(中尊大師像)
  10月9日〜10月24日
世界に数点しか現存しない唐代密教図像の白眉  
国宝・五部心観(前欠本)
 10月9日〜10月31日
大師の生涯を知る根本資料群  
国宝・智証大師関係文書
       会期中展示替えあり

その他の主な出陳作品
国宝・伝教大師入唐牒 延暦寺蔵
国宝・天台法華宗年分縁起 延暦寺蔵
国宝・六道絵 聖衆来迎寺蔵
国宝・悉曇字母(淳祐内供筆聖教「薫聖経」) 石山寺蔵
国宝・伝教大師度縁案並僧綱牒  京都・来迎院蔵


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